他院でやり直しになった歯…なぜ再治療になるのか?

「せっかく治したのに、また悪くなる…」その理由

  • 詰め物がすぐ取れた
  • 被せ物の中で虫歯になった
  • 根の治療をしたのに再び痛みが出た

このように、治療したはずの歯が再び問題を起こすケースは少なくありません。

実はそこには、共通した原因があります。

再治療になる主な3つの理由

① 精度の問題(適合が甘い)

詰め物・被せ物は
歯とピッタリ合っていなければ意味がありません。

わずかな隙間でも

  • 細菌が侵入
  • 二次カリエス
  • 脱離

につながります。

・ 見た目がきれいでも、内部で虫歯が進行していることもあります。

② 接着・材料の問題

近年の歯科治療は
“接着”の質が結果を大きく左右します。

  • 適切な防湿がされていない
  • 材料の選択が適切でない
  • 操作手順が守られていない

これらがあると、

・取れやすい・長持ちしない治療になります。

③ 噛み合わせ(設計)の問題

意外と見落とされがちですが、
最も重要なのがここです。

  • 力が一部の歯に集中している
  • 歯ぎしり・食いしばり
  • 全体のバランスが崩れている

この状態で治療をしても、

・ 構造的に壊れる設計になってしまいます。

「上手い・下手」だけではない本当の問題

再治療の原因は
単純な技術の差だけではありません。

実際には、

  • 診断が不十分
  • 長期的な設計がされていない
  • その場しのぎの治療

こうした要素が重なって起こります。

長持ちする治療に必要な3つの視点

当院では、再治療を防ぐために
以下の3つを重視しています。

① 原因から考える診断

  • なぜ虫歯になったのか
  • なぜ取れたのか
  • なぜ壊れたのか

・原因を特定しないと、同じことを繰り返します。

② 補綴から逆算した設計

被せ物は「最後の工程」ではなく、
最初に設計すべきものです。

  • どのような形にするか
  • 力をどう分散させるか
  • 周囲の歯とどう調和させるか

・ この設計次第で寿命が変わります。

③ 精密な処置

  • ラバーダムなどによる防湿
  • マイクロスコープの使用
  • 適合精度の高い補綴物

・ 見えない部分の精度が結果を左右します。

「安く早く」は長期的に高くつくことも

再治療を繰り返すと

  • 歯を削る量が増える
  • 神経を失う可能性が上がる
  • 最終的に抜歯になる

つまり

歯の寿命が確実に短くなります。

まとめ

再治療になる理由は

  • 精度
  • 接着
  • 噛み合わせ(設計)

この3つが大きく関係しています。

そして最も重要なのは

・ その場だけでなく、長期的に壊れない設計がされているかどうかです。

このような方はご相談ください

  • 何度も同じ歯を治療している
  • 詰め物・被せ物がよく取れる
  • 他院で治療後すぐトラブルが出た

当院では、補綴専門医として
再治療を繰り返さないための設計型治療を行っています。

執筆者情報

野川デンタルオフィス浦和美園 院長
接着歯科治療専門医
補綴歯科専門医

野川 博史

当院の理念は、患者様一人ひとりに合った包括的な歯科治療を提供することです。清潔感があり居心地の良い環境で最高水準の治療を提供いたします。

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