歯周病による歯ぐきの後退を改善した症例
結合組織移植術(CTG)+根面被覆術
◆ 主訴
「歯ぐきが下がって見た目が気になる」「冷たいものがしみる」
下顎前歯の歯ぐきの後退が気になると来院された患者様の症例です。
◆ 診査・診断
- 下顎左側中切歯に歯肉退縮と根面露出を認める
- 歯周病が進行し、歯ぐきのボリュームが減少
- 見た目の違和感と知覚過敏の症状がある状態
◆ 治療方針
まずは**歯周基本治療(スケーリング・プラークコントロール)**を行い、炎症をコントロール。
その後、審美性と知覚過敏の改善を目的として、以下の外科的治療を実施:
- 結合組織移植術(CTG)
- 根面被覆術(Root Coverage)
◆ 治療の流れ(写真つきで掲載)
1枚目:術前 / 術後の比較

2枚目:初診時の状態

3枚目:歯周基本治療終了時の状態

4枚目:手術中(CTG実施時)

5枚目:術後の状態(回復後の歯肉ライン)

◆ 術後の変化
- 歯ぐきの厚みと高さが改善
- 根面が覆われ、見た目も自然に
- 知覚過敏も軽減し、快適に
- 患者様にも大変ご満足いただきました
◆ 治療の詳細
項目 | 内容 |
---|---|
治療名 | 結合組織移植術+根面被覆術 |
担当医 | 院長 野川博史(補綴専門医) |
治療期間 | 約2ヶ月(初期治療を含む) |
費用 | 約110000円(税込) |
保険適用 | 自費診療 |
◆ リスク・注意点
- 術後に腫れ・出血・痛みが一時的に出ることがあります
- 移植組織の定着には個人差があります
- 正しいブラッシングと定期的なメンテナンスが大切です
◆ コメント
歯肉退縮は審美性の低下や知覚過敏だけでなく、歯の寿命にも関わることがあります。
このような外科的治療で改善が可能なケースもありますので、お悩みの方はぜひご相談ください。
当院では、専門的な歯周治療にも対応しています
- 補綴専門医による審美と機能を両立した治療
- マイクロスコープやラバーダムを活用した精密治療
- 再発を防ぐためのメンテナンス体制も万全
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